お歳暮やお中元を頂くことは、相手の心遣いを感じられる嬉しい瞬間ですが、お中元の品を辞退する場合があるかもしれません。
何かの理由で贈られたお中元の品を辞退する場合でも、無言で断ったり品物だけを返送したりするのはのは避けた方が良いでしょう。
まずは相手の心遣いに感謝の気持ちを示し、できるだけ優しい言葉でお断りすることが大切です。
ポイントは
- 感謝の表現：最初に必ずお礼の言葉を述べる。
- 丁寧な言い回し：断る理由を丁寧に説明し、相手の気持ちを尊重する。
- 簡潔さ：必要な情報を簡潔に伝える。
本記事では、ビジネスシーンや親戚関係におけるお歳暮・お中元の断り方の例文を紹介し、さらに電話での断り方についても詳しく解説します。
相手に失礼なく、円滑なコミュニケーションを保つための参考にしてください。
もくじ
お歳暮・お中元ビジネスシーンや親戚関係への断り方例文まとめ！
お歳暮やお中元を断る際には、感謝の気持ちを伝えつつも、丁寧かつ明確にお断りすることが大切です。
ビジネスシーンと親戚関係へのお歳暮やお中元の断り方について、以下にそれぞれ適した例文をいくつかご紹介します。
例文1: 一般的なお断り
拝啓
平素より大変お世話になっております。この度はお心遣いをいただき、誠にありがとうございます。
しかしながら、今後はお気遣いをなさらないようお願い申し上げます。お心遣いは非常にありがたく存じますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
敬具
例文2: 個人的な理由を添えて
拝啓
いつもお世話になっております。この度はご丁寧なお心遣いをいただき、心より感謝申し上げます。
しかしながら、誠に勝手ながら、我が家では家庭の事情により贈答品の受け取りを控えております。お気持ちは大変嬉しく存じますが、どうかご理解いただけますと幸いです。
今後とも変わらぬご交誼のほど、よろしくお願い申し上げます。
敬具
例文3: 社内の方針を理由に
拝啓
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。この度は心温まるお歳暮（お中元）を賜り、誠にありがとうございます。
しかしながら、弊社の方針として贈答品の受け取りを控えております。お気持ちは大変ありがたく存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
今後とも変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。
敬具
例文4: 簡潔なお断り
拝啓
お心遣いをいただき、誠にありがとうございます。しかしながら、今後はお気遣いなさらないようお願い申し上げます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
敬具
これらの例文を参考にして、状況や関係に応じて適宜アレンジしてご利用ください。
感謝の気持ちと共に、丁寧にお断りすることで、良好な関係を保つことができます。
お歳暮・お中元の電話での断り方
電話でお歳暮やお中元を断る際も、感謝の気持ちを伝えつつ、丁寧に断ることが重要です。
以下に、ビジネスシーンと親戚向けの電話での例文をご紹介します。
ビジネスシーンでの電話例文
担当者への電話
「お世話になっております。○○株式会社の△△です。
先日はご丁寧なお心遣いをいただきまして、誠にありがとうございました。
実は、私どもでは、お取引の際の贈答品を遠慮させていただいております。
お心遣いに感謝しつつも、今後はお気遣いなさらないようお願い申し上げます。
これからも引き続き、よろしくお願い申し上げます。」
社長や上司に代わって伝える場合
「お世話になっております。○○株式会社の△△です。
この度は、お心のこもった贈り物を頂戴し、誠にありがとうございます。
大変恐縮ではございますが、当社の方針により、お取引先様からの贈答品はお断りさせていただいております。
今後も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」
親戚への電話例文
親しい親戚への電話
「もしもし、○○（自分の名前）です。
先日はお歳暮（お中元）をいただきまして、どうもありがとう。
本当にありがたいのですが、実は家族で話し合って、今後は贈り物のやり取りを控えようということになったんだ。
お気持ちは十分に嬉しいので、どうかお気遣いなく。
また会った時に直接お礼を言わせてくださいね。」
目上の親戚への電話
「もしもし、○○（自分の名前）です。いつもお世話になっております。
この度はお歳暮（お中元）をいただきまして、誠にありがとうございました。
大変恐縮なのですが、私どもでは贈り物のやり取りを控えることにしております。
お気持ちだけで十分嬉しく存じますので、どうかご理解いただければ幸いです。
また改めてお礼を申し上げます。」
どちらの場合も、相手の立場を考慮しつつ、感謝の気持ちをしっかりと伝えることで、良好な関係を保ちながらお断りすることができます。
まとめ
お歳暮やお中元を丁寧に断るためには、感謝の気持ちを伝えつつ、明確に辞退の意思を示すことが重要です。
ビジネスシーンでは会社の方針を、親戚には家族の意向を理由に伝えると良いでしょう。
電話での対応も、短いながらも心を込めた表現が求められます。
この記事で紹介した断り方のポイントや例文を参考にして、お中元の季節を円滑に過ごしていただければ幸いです。
